●各曲のコメント:
1 / Argyle Bossa
オープニングはモロ「アストラッド・ジルベルト&ワルター・ワンダレイ」の世界。でもブラジルではなく,あくまでヨーロッパの洒落たBossa novaのイメージ。灰色の空の下洒落たコートを身に纏い,スケートリンクをすいすいと滑っている美しい女性。追いかけてもするりと逃げてしまう。そんな場面を描写しているかの如く,この曲はあっという間に終わってしまうのです。
2 / Walkout to winter
本年(2007)の年明けにアナログ7インチでリリースされたもの。イギリスのAztec Cameraというグループが'83年にリリースした「High Land,Hard Rain」というアルバムの中の佳曲。そんなに大ヒットした曲でもないのですが,この曲を愛する気持ちを込めたコメントを別々のいくつかの誌面で目にしたことがあるのです。そんな愛された一曲をハイテンションなラテン調にカヴァー。冬にラテン。それがアーガイル流の粋でございます。
3 / フィルター
もともとは全く違ったテイストだったこの曲を'70年代のアメリカのシンガーソング・ライターが織りなす「あの」音世界に憧れてこのようなアレンジに仕上げました。個人的には本アルバム中,一番気に入ってるかな。ドラムまで叩いています。(キーボード・ヴォーカル / キャイ談) アーガイルのメンバーではない林美紀さんという方が素敵な詞を提供してくれました。彼女はまさしく「あの」テイストを持った素晴らしいアーチストなのです。しかし,この歌詞にして謎のタイトル。それがまたかっこいい。
4 / 雪の足音
冬といえばクリスマス・ソング。アゲアゲのパーリィ・チューンもいいですがアーガイルは厳かな雰囲気の美しいクリスマス・ソングを作りました。後半にはクリスマス・ソング的テイストがこれでもか,と言う感じで入ってきます(笑) そしてアコースティックな響きを特に大切にした仕上がりになっています。
5 / 素敵なソウル・ミューヂック
ソウル・ミューヂックへの憧れをストレートに包み隠さず表しています。しかし歌詞とは裏腹にちょっとアーバン寄りな音像になってしまいました(笑) これまでのアーガイル・ソウルフル・チューンを押し進めたような仕上がり。カラッと明るい曲なのに,切なくやるせない印象もあります。四十路ヤーング・ソウルを先取りした(現在39歳)一作か?
6 / Bonus Track/merry note of snowflake
そんなクリスマス・ソングを全く相反するテイストでアレンジしてみました。現在のテクノやエレクトロニカなんてフニャけたもんじゃありやせん。'80Sフレンチ・テクノポップス調です。「テクノ」に「ポップス」が付くのです。お聴きになってらっさる貴方はどちらのヴァージョンがお好みでしょうか?